お正月に六本木ヒルズで「メタボリズムの未来都市展」 と「歌川国芳展」を見てまいりました。
建築、そして都市…は、人間の「日常」を良くも悪しくも管理・持続させることを前提とする空間。 一方、
浮世絵、殊に国芳の世界は、「日常」的規範から人の心を洒脱に超越せしめ、欲望の潜在的可能性に
形を与えた文化空間。 一見相反するベクトルを背景に持つ2つのイベントが、奇しくも「六本木」の
同じタワー内で開催されて、スリリングな時空的文化的共振が引き起こされるのを感じつつ、私は2012年のいま、
「METABOLISM/1960」の複製本を手にしていました。丹下健三の設計による赤坂プリンスホテルの建物が
今年は解体されるであろうことを惜しみ、また没後150年となる国芳の「道成寺」に、クリムトにも通ずる
豪奢な、愛の幻を現出させる力を感じながら。
ご興味のある方は、六本木方面にお出かけの折に是非ヒルズにお立ち寄りください。
→「メタボリズムの未来都市展」公式サイト→「歌川国芳展」公式サイト
あなただけの、新たな発見があるかも…です。 <びれいぽいんと店主>

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